今を生きている君へ


私はこの時の会話を録音しておいた。
話し合いをするだろうと思い、いつも持ち歩いていた。

でも、先輩はそんなこと思ってないと言っていた。


そんな嘘までつかなくてもいいのに、と思った。

録音したのもあるけど、先輩と同じ学年の人で私と知り合いの人が、
私がいなくなればいいのにって言っていたと教えてくれたんだ。

心配してくれたんだ、その人は。
大丈夫だっ。
って言ってくれた。
この人だけは、本当の私を見てくれていた。

私にはお兄ちゃんがいるけど、実兄よりもお兄ちゃんって感じがした。

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