先生って呼ばないで ~ボクはキミのもの~





「良かった。誘ったの迷惑だったかなって思った」



ふわっとした笑顔で先生が笑ってくれる。




すみません、一瞬話が理解出来なくて…




と、心の中で謝罪。



あれ?でも…




「本当に良いんですか?
誰かと一緒に行くんじゃないんですか?」




ふと疑問に思ったことを訊いてみた。



ライブに誘うってことはチケットがあるということで…

誰かと行くんじゃないのかな。




「あ、それは良いんだ。
一緒に行く予定だった人が急にダメになってね」




他にアルコ聴く友人いないし、1人で行くかなって思ってた所だったから、と言う先生。




それから先生は何かに気付いたようにハッとした。





「平嶋さん、ライヴの日程がクリスマスイブなんだけど!
それでも良かったかな?」





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