おとなしくアタシに溺れなさい!
約束
その後誰にも呼び止められずにまっずぐ帰宅したアタシは、すぐにお風呂のお湯をため始めた。


今日はもうどこにも行く予定がないし、1日自分の気持ちに右往左往したので疲れてしまった。


リビングに入ると、ちょうどお母さんが白いソファに座ってテレビを見ていた。


「あら帰ってたの?」


そう言いながら、頬に伝う涙をティッシュでぬぐう。
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