おとなしくアタシに溺れなさい!
黄色くて小さな可愛い花が、花瓶にさされる。


窓から入る風がやわらかくアタシたちを包み込み、麻友ちゃんの前髪と、凪君の花を揺らした。


「きっと、麻友もそれを望んでるから」


暖かく包み込むようなその声が、これからの訪れる未来を予想し、そして肯定してくれているような、そんな気がした…。
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