おとなしくアタシに溺れなさい!
先輩と一緒に人の気配のない屋上へと向かう。


今は昼だけど、予想通り屋上に生徒の姿はない。


狭くて高い壁に囲まれているうちの高校の屋上は、生徒から人気が低い。


「話って、なんですか?」


一応、そう聞いてみる。


言いたいことは、もうわかってるけどね。
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