おとなしくアタシに溺れなさい!
ファンクラブ
アタシが先輩へ強引にキスした瞬間、屋上のドアが開く音がした。


うそ、こんな場所に一体誰が――?


そう思って先輩から体を離して振り向いたと同時に、アタシの頬に鈍い痛みが走り、パンっ!と、頬を打つ音が響いた。


な…なにが、起きたの?


頭の中が真っ白って、きっとこういう事だろう。
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