屋上共犯者。




その瞬間、

たった数秒かもしれないけど。

もしかしたら、

空を飛んでるみたいな気分に

なれるんじゃないかって思った。


おかしな話だったけれど、

死ぬと決めてから、

ずっと不安だった精神が安定してきた。



目を閉じるとずっと聞こえていた梓の声も、

だんだん聞こえなくなってきた。


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