屋上共犯者。




途中、タクトは目を見開き、

ピタッと足を止めた。


「あ!」


「どうしたの?」



嬉しそうに手を動かし、

私の腕をぎゅっと引っ張った。


「ちょっ!」


だからこいつは、そうやって気軽に
触れてきて……!



「あれあれ、ほら、あれ見てみろよ!」


「ん?」


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