屋上共犯者。


その眼差しは真剣そのもので、

まるで百戦錬磨のハンターみたいだ。



ウィーン。


…………すかっ。


ウィーン。



クレーンは見事に宙をつかみ、
また入り口の方へ戻って行った。




「……」



私は無言でタクトを見つめる。
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