無口なカレとの甘い恋

「ん?どこに?」


「もう暗いし、送る」


「どこに?」


「お前の家」


「……本当に!?家まで海星君が送ってくれるの!?」


「あぁ」


海星君の言葉に、思わず顔がニヤける。


家まで送ってもらうのは今日が初めてだ。


海星君と一緒に帰れる日がくるなんて夢みたい!


海星君とキスまでしちゃったし、本当に夢みたいだ!!


「やった!!わーいわーい!!」


「うるせぇな、ガキかよ」


大はしゃぎするあたしを見て、海星君がちょっぴり笑ってくれたような気がした。
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