この恋のとろける温もりを感じたい



あんな素敵な人と恋に落ちたら毎日が夢のように幸せかも。



そう少しだけ妄想に浸りながら会社の入り口へ一歩踏み込んだ。



――ずるんっ



え???



踏み込んだ一歩が会社の大理石の床で滑ったらしい...


―――雨水のせいだ。



転ぶ瞬間スロ-モ-ションのように上半身が後ろへ片方の足は宙を舞う。



このまま片方の足で踏ん張れば何とかなる?



でもムリっぽい、痛い???
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