この恋のとろける温もりを感じたい



目を細め、暗い部屋の中を見渡すと桃也さんは椅子にもたれ窓の外を見つめていた。


「どうして暗くしているの?目悪くなりますよ」


「...そっとしてて欲しい」


桃也さんは、おじい様に言われた事が頭から離れなくて悩んでいるんだ。


こんな時どうやって慰めればいいの?


変に気を使えば、もっと悩んでしまうかもしれない。


だから、そっとして置くのが1番だって思うけど...


「分かりました...お腹空いたら声をかけてください。私、瑞希さんと先に夕飯を食べておきます」



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