妹から彼女へ…。
携帯のディスプレイを見ると見知らぬ番号が出てる。

ん?誰かな…。

雄也?

まさかね…。そんな訳がない。

そう思いながら電話に出ると。

『はい、もしもし。』

『真実?俺、雄也!起きてっか?(笑)』

『ゆ、雄也?何、どうしたの?あたしの番号何で知ってるの?』

マジで?こんな事あるんだ!

ある意味ビックリして上手く話せなかった。

『お前さ、前に散々俺に番号登録しとけって言っただろ?(笑)』

『あれ、そうだっけ?』

やばい記憶にないや(汗)

『まあいいや(笑)ところで、今日予定あるか?』

『ないけど…。何かあるの?』

『天気良いからさどっか出掛けないか?ていうかちょっと行きたい所があるんだけど良いか?』

『行きたい所?あたしは別に良いけど、どこ?』

『行ってからのお楽しみに。じゃあ渋谷のモアイ像前に1時にな。』

『うん、分かった。』

『遅刻すんなよ(笑)』

『酷い!雄也と一緒にしないで。』

『俺かよ?(笑)じゃあまた後でな。』
『うん、後でね。』

ピッ!

携帯を切った真実は、雄也からの突然の誘いが嬉しくてしばらくニヤニヤしなが支度をしていた。


さっきまでの気持ちが嘘みたいに笑顔満面の真実。

恋する乙女は、忙しいな~。
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