妹から彼女へ…。
神様の悪戯
その頃、楽しく彼女とデートしていた雄也。彼女の早紀は、少し大人びた感じで雄也は、彼女のそういう部分に惹かれた。
同じ職場と言うのもあり、仕事上あまり話さないけどプライベートは、今回が初デート。

さすがの雄也も少し緊張気味。

『何か雄也君とこうしてデートしてるのが嘘みたい。』

『え…そうかな?』

『うん、あたし雄也君に憧れてた。…ていうか好き…かも。』

『早紀、それって…』

『うん、良かったらあたしと付き合ってくれない?』

『俺で良いの?』

『うん。雄也君だからコクった。…それとも他に好きな子とかいる?』

早紀の何気ない上目遣いに雄也は、ドキドキしてた。

一瞬だけど雄也の頭の中に真実の顔が浮かんだ。今の雄也にとって真実は、妹のようにしか思えなかった。でも居心地は、悪くなかった。それ以外なんでもなかったのは、事実。

『いや、いないよ。俺も同じ気持ちだった。』

照れながら言う雄也に早紀は…

『嬉しい。あたし雄也君のそばにいたい。』

『早紀…。』

『…キスして。』

恥ずかしながら言う早紀に雄也は、戸惑いを隠せなかった。

『俺は…。』

少し俯き加減の雄也に早紀は…

雄也の服を引っぱりキスをした。
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