godlh
 「おい。」
 「は、はい。」
 怖くてそれ以上、言葉を続けられない。
 彫野の顔が、教室の時のように、あゆみの顔に近づいた。
 「やっぱり、瞳は紅いな。なのに、なぜ、俺の事を嫌う?」
 ―――?
 あゆみには、何を言っているのかわからなかった。
 「・・・。」
 「なぜ、答えない?なぜ、俺の事を嫌う?」
< 152 / 206 >

この作品をシェア

pagetop