godlh
「違う。違うな。お前は、死神の姿をするに値しない。だから、その名の示すとおり、性に溺れ、性に生きる人間にしてやった。不満か?」
「不満も何も・・・。はぁ、はぁ。このままじゃ、死んでしまう。」
床に拡がっている血の量から考えれば、そこに立っているのが不思議なくらいだ。
「そう、死ぬだろうな。しかし、お前に魂を刈られた者たちは、もっと辛かったはずだ。お前は死んで、その者たちに詫びるがいい。」
「い、いやだぁぁぁ。」
血の海に、あいつは倒れた。血がはねて、側にいた惟にべっとりと付いた。
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