【完】神様のうそ、食べた。
「貴女も明美先生も、我が子のように指導しますね。皆さん、私の子供ですよ」
クスクスと百合の花のように可憐に笑う。
そんな園長先生に勇気を頂いて、心が暖まった瞬間だった。
長閑な教会の入り口に、バタバタと慌ただしい足音が響いたかと思ったら、突然ドアが開かれた。
木漏れ日が差し込むドアには、息を切らした明美先生が前屈みになって真っ青で叫ぶ。
「あ、あり、有沢さんと真くんのお父さんが喧嘩ですっ」
それは私と園長先生の暖かい雰囲気をぶち壊すほどの衝撃だった。