あの子になりたい





「そんなわけないない!もー先輩だからって気遣わなくていいよー!」





私が可愛いわけないし。





お世辞お世辞。





「莉緒先輩、後輩にもモテてますよ?」





「いや、さやちゃんこそモテるでしょ?」





だって拓馬が選んだ人だもんね。




「それなりです。」





あ、そこ否定しないんだ。





「じゃ、帰ろっか。」





私とさやちゃんは校門に向かった。




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