あの子になりたい





ドンッ





サッカーボールは私の肩にあたって落ちた。





でもその瞬間、隣に拓馬が見えた。





拓馬はさやちゃんを守るように立っていた。





さやちゃんを抱きしめるように...





「痛っ...」





サッカー部が蹴ったボールはやっぱり強い。





拓馬は私を申し訳なさそうに見てる。





.....そんな顔で見ないでよ。





そりゃ誰だってただの幼馴染みと彼女が危険になったら彼女助けるでしょ。




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