ヒマワリ君の甘い嘘


「いや、いいよいいよ。葵生のこと許してあげて?あいつただ口悪いだけで笑うと可愛い______


「おい」



高崎くんの後ろから覗く、日向くんの黒くて、サラサラな髪の毛。


日向くんも登校早々私たちに出くわしたようだ。
高崎くんの言葉を全て聞いていたのか、怖い目で彼をにらんでいた。



今日も格好いいなー……って、そうじゃなくて!



また一人増えちゃった…
尚更顔上げられないじゃん。



「よぉー!葵生!……あ、ホラ。お前も謝っとけ、立花さんに」



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