ヒマワリ君の甘い嘘

side boy






***



高崎たち三人が帰った後、また2時間ほどベットで眠った。



俺が目を覚ました頃には、カーテンの外はもう真っ暗で、街灯が青白く光っているのが見える。




少し寝たら、さっきより楽になったな……




自分の部屋から出ると、誰かが待っているわけでもない、静かなリビングに入る。




「(腹減った……)」




テレビを見ていた俺は、久しぶりの食欲に駆られてキッチンへと向かった。




そういえば、
立花が何か作ってくれてたな…




曖昧な記憶を思い出し、冷蔵庫を開けると、それはやっぱりそこにあった。



お粥とスープ。
丁寧にスポーツドリンクまで置いてある。


レンジで温めている間に、そのスポーツドリンクを口に含んで喉を潤わせた。




「(いただきます…)」



リビングに運んだ後、心の中で合唱した俺はそれを口に運ぶ。


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