・約束・2
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___最上階の第一会議室。


コーヒーの香りと少しキツめの香水の香りが入り混じっている。

「今回担当させていただく小田春夏です」

「村上健太です」

深々と一礼し、目線を戻す。

「よろしく」

目の前には瀬戸川百合子さんがソファに深く腰掛けて足を組んでいる。
長くて細い美脚・・・

自分の魅力を知り尽くしているヘアメイク
細身の割に、出るトコは凄く出ている魅力的な体型を、
いやらしく見えないようにサラッと着こなしている服はハイブランドのもの。


・・・素敵だ・・・


「瀬戸川さん・・・素敵ですねぇ。惚れちゃいそうですよ」

村上君は素直な感想を彼女に告げる。


「あ・・・すいません。ちょっと村上君」


「ふふっ・・・いいのよ。ありがとう。お世辞でも嬉しいわ」

瀬戸川さんは上機嫌になっていた。


「お世辞じゃないですって。オレにはストライクゾーンです!」


・・・ちょっと、何言いだしてんのよ・・・



「でも、あなたから見たらおばさんでしょ?」

「イエイエ。とんでもない。35ですよね?
 うちの小田だって30すよ。この人の方が色気も無いし、子持ちですからね」






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