危険なアイツと結婚生活





「たまにはああやって別人になると、スカッとすることもあるし」





そうなんだ。

昔は碧は蒼の眼の上のたんこぶのような存在だったけど、それを楽しめているんだね。

あたしは、もちろん蒼は大好き。

だけど、碧は……

気絶しそうになる。





「それにね、俺が何とかやっていけるのも、唯ちゃんのおかげだよ」




蒼の手があたしの髪にかかる。

身体が熱くてビクッと震えるあたし。

そんなあたしを見て、蒼はいつもの優しい笑みをくれる。

心がほんわりと温かくなる。




< 163 / 667 >

この作品をシェア

pagetop