危険なアイツと結婚生活
「それでは、まずは碧さん、自己紹介からお願いします」
スタッフがそう促し、彼が軽く頭を下げる。
そのやり取り全てがスマートに見えて。
そして、キラキラオーラ満載で。
俺、どうしたらいいのか分からなかった。
ただ、恥ずかしくて彼を見れなかった。
いつも近くで笑っているから、こういう時にふと気付く。
やっぱり彼は俺とは違うと。
本当は俺が関われないほどすごくて、尊敬すべき人なんだと。
急に俺と戸崎さんの間に壁が出来てしまったみたいで。
言いようのない不安が襲う。