Love Song
side 來愛
僕には、好きな人が居る。


自分自身をちゃんと持っていて、真っ直ぐな子。


だけど、周りの人間のことをちゃんと考えられる子だ。


そんな彼女のことを、俺は愛している。


彼女のことを、いつから好きだったのか?


そんなこと、僕にはわからない。


気付いた時には、彼女の会う為に自分の母校でもない中学に通っていた。


高校生だった僕は、放課後になるのが1番の楽しみだった。


だからと言って、毎回彼女と話ができるわけでもなく、、、


僕は遠目から、彼女の姿を眺めるだけだった。


そんな彼女が、初めて僕に声を掛けてくれた。


声を掛けたというか、話を振ってくれたと言った方が、正しいのかもしれない。

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