キミとひとつになれたら




でも、だからって……。





「っ……嘘…こんなの…嘘だよ…」


「小春ちゃん?」





事実だけど。
目の当たりにしたけど。



でも……。







「四ノ宮くんが人を殺したなんて嘘っ……!!信じたくないよっ……」




私の声は、虚しく消えた。
震える声は余計に心を虚しくした。




あんなに……優しくしてくれたのに…。



初めて、私に手を差し伸べてくれた人なのに…。





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