キミとひとつになれたら
放課後。
「河瀬さん!」
帰ろうと準備してたら、また声をかけられた。
「よかったらこの後、一緒に図書室行こう?」
「でも…四ノ宮くんは……」
友達と帰るんじゃ……。
「河瀬さんと、どうしても2人きりになりたいから…ダメ、かな?」
上目遣い。
しかも目は潤んでる。
元々可愛い顔が、尚更可愛く感じられる。
「…いいよ」
ダメって…言えるわけない。
意外とあざとい一面もあるんだなって思った。
「行こう」
手を引かれ、図書室に連行。
彼は周囲の目なんて…気にしてなかった。