キミとひとつになれたら
真夜中、兄が寝た後にお風呂に入った。
お湯に浸かりながら、自分の体を見つめた。
殴られた所が赤く腫れ上がってた。
痣になる、確実に。
足や腕のあちこちが腫れてた。
まだズキズキと痛む気がした。
兄にとって私は、ストレス解消の道具でしかないのだろうか?
ここでは……私はモノ。
感情のない、人形でしかないのかな…。
ただ1つ、確かなのは、
優しかった兄はもう、どこにもいない……。
「っ……っ…」
悲しくなって、目から涙が零れ落ちた。
私はお風呂場で、声を殺して、静かに泣いた。