お前はもう、俺のモノ。



健斗は、動揺を隠しきれず震えだす。



「俺、は……」



「“健斗”も、僕と話したいよね?


だって、ホントに久しぶりだもん、ねー?」



綺麗に笑顔を見せながら、なにか黒いものを感じる。


やっぱこいつ、危ねぇ。



「久しぶりとかどーでもいいけど、健斗がヤバいんだけど?


保健室までの道だって、平坂君は知らないだろう?」




< 253 / 258 >

この作品をシェア

pagetop