【短】俺とあの人~狼の恋~

俺はあの人を感じたくて、

何度も探るように舌を入れた。




入れてた…はずなのに……






気づいたら、

あの人の舌が俺の中に入ってた。




知らないうちに、抵抗していた小さな手は、

俺の背中にある。






俺とあの人は、


求め合うようにキスをしていた。






もっと…



もっとその眼差しで俺を見て…






俺を感じて…。












昼休みの終了の合図が鳴るまで、


俺達は強く抱きしめ合い、キスをしていた。












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