涙があふれるその前に、君と空をゆびさして。


「最後までレイを、愛しぬくことを誓います。心から大好きなレイをなにがあっても愛します。……誓いますっ」



迷わず真っ直ぐに、レイだけを見て言った私の覚悟と誓い。


今までにないぐらいに号泣するレイに微笑むと私の目からも涙がこぼれた。



「サク……っ」


「それでは誓いのキスを!!」



たぶん、体育館にいた誰もが泣いていた。

圭都はカタコトで話していたことも忘れていたし……。


ベールをあげて、二人で笑い合うと、誓いのキスをした。


歓声があがる。

ここにいる全員が私たちの恋を祝福した。



「お前泣き過ぎだよ……!」



最後のほう、嗚咽で話せなくなるぐらいにレイが泣き潰れていた。


私に抱きつきながら、圭都に抱きつきながら、レイは最高な顔で笑いながら、泣いた。


途中で指輪交換をすっぽかしてしまっていたことに気がついた私たちは、グダグダになりながら指輪を交換した。


そしてみんなで並んで撮った写真。


そこには間違いなくレイが生きた証が刻まれていた。


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