キミと 夜空と 星空と。

-2-


「えっと・・・睦月君は、高校何年生だっけ?」


天音さんが、紅茶の入ったカップを机の上に置きながら言った。

目の前の真っ白なショートケーキから、彼女に視線を移す。
彼女は、にっこりと微笑んでいた。


「・・・高校2年です・・・16歳」

「16歳・・・じゃあ、私とはちょうど10歳離れてるのかぁ・・・」


そこで初めて、彼女が26歳だと言う事を知る。
少しビックリした。

だって、21歳位じゃないかと思っていたから。


「どう・・・学校生活?」


彼女が、俺の机をはさんで正面のクリーム色のソファーに座った。



そして、机の上に置かれたカップに、白い手を伸ばす。



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