キミと 夜空と 星空と。

-2-




 巧の彼女は、俺を見て微笑んだ。



「ホントだ。巧より、美少年」

「それを言うなっ!それをっ!」


巧が間一髪いれずに、だけど幸せそうに笑う。

 巧の彼女は、写真で見るよりもずっと可愛かった。
どこか面影が誰かに似ている気がして、首をかしげる。


「あ、えと・・・塩崎琴音ですっ!琴音でいいですっ!呼び方っ!」


琴音は元気一杯の声でそう言ってから、にっと笑った。


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