キミと 夜空と 星空と。


水島さんが、頭の悪い俺なんかじゃ到底理解の出来ない難しい、会社の話をしだした。

水島さんの声が俺の片方の耳から入っては、そのまま脳にいかずに片方の耳からすり抜けていく。

それくらいに、俺は彼女を熱心に見詰めていた。





あ、そっか。


出会った瞬間、まるで世界が変わったように感じられた・・・コレが・・・。


コレが・・・恋なのか・・・。





初めての感情に、俺は胸を躍らせた。






高校二年生の16歳の春。


俺は、年上の彼女に恋をした。












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