キミと 夜空と 星空と。


「・・・この後、天音さんの家行っていい??」

「もちろん。いいよ、おいで?」

彼女の細い指先が、そっと俺の頬に触れた。






もしあの日。


もしあの日、彼女の家に行かなかったら。


時々、そう思う。


もしも・・・・行かなかったら。


俺は、あんなにも傷つかずに済んだんだろうか。


俺は・・・、







幸せなガキのまま、居れたんだろうかって。









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