今を生きるから
普通の顔して、私の手をつかむ癒夜。
「そーいえばさぁ?あの時も・・・」
「・・・・あ。」
思い出した。
あの時も、病院から帰ってきた癒夜はこうして、ポケーっといつもと変わらぬ顔で帰ってきたんだ。
そして『俺、暴れちゃった☆』なんて惚けて。
「俺さ、意過剰かもしれね(笑)なんかさー?癒羽葉に隠し事されたッ!!!!!て思って、そしたらグワーってなって、バタン。みたいな。ハハハッ。俺ってバカー♪」
「ハハハっ。ハハハハハハハッ!!!!ほんと、馬鹿。意味わからないしーっ。んとに・・・馬鹿。」
癒夜が笑えば、私も笑う。
癒夜が壊れれば、私も壊れる。
それは、癒夜の事が好きだから。
好きだから、同じでいたい。って思って
同じになって・・・・
馬鹿みたいに考え込んで・・・