流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
三日後には、海に行く。
陽菜ちゃんとは随分話すようになって、今ではとても仲がいい。
初めての女友達で、嬉しくて堪らない。
「でわ、これで終わります。」
校長先生は、満足げにステージから降りていった。
ようやく終わったわ、ここの校長は長々と話をするのが本当に得意なのね。
生徒たちにとったら、蒸し暑い体育館での長い話はめんどくさいのよ。
「なげぇよな、もう体育館から出ねぇ?」
「あっ、それ賛成。」
体育館にいることに痺れを切らせた生徒たちは、そんなことを話していた。
席を立って体育館を出る人も、チラホラいる。