ちっぽけな距離
好きな感情
side 京

今はパソコン室の裏。

少し寒いけど、うるさいよりはマシ。

「毎日毎日よくやるねー、女子達は」

と、陽が言う。

「なにが楽しんだろ」

ボソッと俺は呟く。

が、なぜか二人がバッと俺の方を向く。

「なに…」
「京…聞いてて呆れる…」
「は⁇」

なに言ってんだ陽。

「みんなそりゃあ、イケメンを見たいよな」

と、春樹。

「イケメンって⁇」

正直なんなんだ⁇

「「…」」

二人とも固まってやがる。

「まっ、俺には関係ないけどさ…」
「「一番関係あるわー‼︎」」

と、二人が

「ハモった」

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