先生が好き
第三章

再び…



あの日先生の胸で泣いて…少し愛しい感覚にあった。

先生が愛しくてたまらなかった。

先生の匂いや先生の温かさが凄く愛しくて…


あたしの心の部屋にしまった気持ちが再び…


戻りだした。


心にかけた鍵は簡単にとかれた。


「ちぃ…あたし…やっぱり…先生の事諦められない。」


「亜果梨…そう思うなら…今すぐにでも…気持ち…伝えてきな。」


「うん!」


あたしはちぃの言葉で、気持ちを伝えようと思った。

廊下にいた先生を見つけあたしは走った。


「先生!あたし、先生が好き!」


「神崎…」

先生はあたしに近寄り…


ギュッ…


あたしを抱き締めた。


「せっ…先生…見られちゃう…」


「気にすんな!俺も…お前が好きだ…。お前が俺の胸で泣いていた時、お前が愛しく感じた。やっぱり俺はお前が好きなんだって…」


「先生…あたしも…同じだよ」

先生が凄く愛しく感じた。あたしも…。


< 30 / 201 >

この作品をシェア

pagetop