なめんなよ‼︎
大人っぽく




「おはよ〜!莉緒」



「あっ、おはよ!」




「あのさ〜、莉緒」



「ん?」



「私、彼氏と別れちゃった〜」




「えっ?なんで?」




「この頃、すれ違いが多くてさケンカばっかでなんかこのまま付き合っててもいやだし…てきな」



沙奈は、いつもの元気さが何処かにいったみたいに落ち込んでいる。



「…そーなんだ。私は、なんて言ってあげていいか分からないけど、、、、大丈夫!大丈夫だよ沙奈!こんな事しか言えないけど」


私は、沙奈にニッコリと微笑んだ



すると、沙奈も笑って



「うん!ありがと莉緒
落ち込んでるなんて私らしくない!よしっ!これからは莉緒の恋が実るようにいっぱい応援するね!?」




「ぅ、うん」


元気になってくれてよかった!

応援ね…。












「莉緒〜!ご飯食べよ!」




「うん!」



と、机をくっつけた。




「莉緒ちゃーん!」


ドキッ!



「あ!愛しの瑠衣斗くんじゃん!
莉緒ちゃん」


と、小声でいじってくる沙奈



「ばか!」




「え?なにが?」


と、瑠衣斗くん



「いや、なんにもないよ!」



「えー、本当?」


と、顔を近ずけてきた瑠衣斗くん



キャッ、近い…




「莉緒ちゃん、顔赤いよ?」



あんたのせいでしょ!


沙奈は、ニヤニヤしてるし!





「だ、大丈夫です!」




「なぜ、敬語?可愛いね莉緒ちゃんは!」




ほら、すぐ可愛いとか言う


それ、本気か分からないからなんか複雑な気持ち。





「あっ!今日一緒に帰らない?」


え?


「誰と?」



「俺と、莉緒ちゃん!」



「いいじゃん!帰りなよ!莉緒」



う〜ん。



「…わかった」



「嬉しい!じゃ、終わったら迎えにくるね!」



「うん」




今日一緒に帰らない?とか、嬉しすぎでしょ!



なんか、意識して瑠衣斗くんの顔あんまり見れなかったな…。







「いいな〜!瑠衣斗くんの強引さ!莉緒羨ましいよ!私は、別れたばっかなのに!」




「あ!ごめん」




「うそうそ!莉緒と瑠衣斗くん見てるとなんか和むみたいな?」




「なにそれ〜」




「「あはは」」


それから、私達はたわいもない話をしながらご飯を食べた。





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