眼鏡男子に恋しちゃった♡ 完





「うん!!!今、勉強教えてもらってるんだ」



「歩雨、頭悪いからな」



「ヒドイ!!美保ちゃんも思うよね!?」



「・・ん・・そ・そうだね」


笑って言う斉藤さんに



「歩雨、それ無理に同情させてるのと一緒だよ」



と三長井さんが如月さんに一発。




すると、如月さんは不服そうな顔をした。



「まぁまぁ。まぁいいじゃないか。あ、歩雨母さんから聞いたよ今回のテストで平均以下だったら留年だって」



・・聞いてないです。




何ですかそれ。



僕が横目で訴えると



「あは・・はは・。・・でも大丈夫だし!!留年なんてしたくないし宮藤君達と離れたくないし!」




「・・なら、大丈夫だね?」




「う・・うん」



実さん優しさの裏に怒りが見えるのは気のせいだろうか。




「宮藤君に教えて貰うから!!」




「んじゃぁ、宮藤君、歩雨に徹夜してでも勉強させてね」



“徹夜”と言う言葉を強調した。
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