※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。




「私もさっき森田さんに朝ごはんのパンをもらったんです。

一緒に食べてください。」


「ハ……?」


「食べましょう!」



私は訳もわからず興奮して、

七尾くんの腕を掴んだ。




「お前なんだよ。きめーよ。」



「気持ち悪くてもいいです。

いいから。」



七尾くんは根負けしてか、渋々テーブルを囲んだ椅子に腰かけた。




私もその向かいに座る。




「おいしいね。」


「別にフツー。」


「おいしいよ!慣れてるだけ。」


「…………。」




なんか一緒にご飯食べると仲良くなった気がする。



パンを頬張りながら思わず笑顔がこぼれた。





< 39 / 304 >

この作品をシェア

pagetop