※俺様甘々ご主人様にご注意下さい。
葬儀が終わり、
いろんな人が私とさくらに頭を下げて帰っていった。
父方も、母方も、
親戚はみんな既に亡くなっていて、
私とさくらには頼る人がいなかった。
施設に預けられる予定だった。
そのための荷物の準備をしていたとき、
見つけた。
殴り書きの恐らくノリで書いたお母さんとお父さんの遺書。
でも一応正式なもの。
淡い希望を抱きながら、
恐る恐る遺書を開いた。
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