カルチャー
それから3ヶ月。

「住むところは一体どうなっているんだよ…」

ソファーをベッド代わりにして眠っている邪魔者に、ベッドのうえから私は毒づいた。

住むところが見つかるまでとかって言ってたくせに、一体どうなっているのかしら?

ちゃんと探しているのかしら?

上川にそう聞きたい私だけど、彼のプライベートに関わったら負けのような気がして声をかけることができなかった。

3ヶ月前に交わした宣言通り、上川はつくしていた。

料理に掃除、それから家賃半分の支払いをしてくれている。

「早く出て行ってよ、もう…」

寝顔に向かって毒づいた後、私は横になった。
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