【短】MISTAKE♡LOVE!
私が言葉を詰まらせていると
吉瀬君がスッと私の方を振り向いた
「莉子」
「…………」
私は吉瀬君の顔を見ることができなかった
蒔田君の事を好きだったこと
間違えて告白してしまったことを
別に隠していた訳じゃない
だけど、こんな形で
好きだったことを知られるなら
ちゃんと直接……
「莉子」
なんとも言えない罪悪感を感じていると
吉瀬君は左手で私の顎を引いて
「お前は蒔田の事が好きだとしても
俺はお前が好きだよ」
「吉瀬君……」