ホントのキモチ。【完】



「パパ、ママ……」




私はいつもリビングのドアの隙間から見てた。




怖かった。




嫌だった。




悲しかった。




「私、私ってお前はいつも!!自分のことばっかなのか!?」




バンッ




パパがテーブルを強く叩いた。




「千夏の世話だってしてるわよ!!あなただっていつも任せっきりで!!」




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