【完】純白の花に、口づけを。
はっ、と一瞬瑞希は驚いたような顔をして。
「……まぁ、そっか」
瑞希はわかってくれたらしい。
「みんな、着替え取りに帰らないと行けないわよね?ショップもあるから、買うことも出来るけど」
「んー、じゃあ俺は1回取りに帰ろうかな」
「僕もそうするー!」
「じゃあ、11時までに戻ってきてね」
優しく微笑んだ千花の言葉に返事して、それぞれ荷物を取りに帰る。
……俺も、準備するか。
「千花」
「うん?」
「俺に気、つかわなくて良いからな」
俺の言葉に、千花は薄らと笑みを浮かべただけだった。