【完】純白の花に、口づけを。
「ごめんね、今まで来てあげられなくて。和架を傷つけないようにって考えてたら、ずっと来れなかったの」
「……うん」
「ごめんね。もう大丈夫よ」
何が大丈夫なのか、わからない。
だけど、確かにその言葉には安心する何かがあった。
「和架、痩せた?……っていうより、やつれたわよね。ちゃんと食べてる?」
首を横に振る。
1週間、食欲もなくて何も食べてない。
「ダメじゃないの……。私の家、おいで」
腕を引かれて、ひさしぶりに部屋の外へ出た。
そのまま家を出て、千花の家に連れていかれる。