【完】純白の花に、口づけを。
PURE WHITE*7

◎“美形”最強BOY'S




「ってことは、依千花ちゃんが“クロ”だったの?」



「あぁ」



「なるほどね。で、花ちゃんが黒ってことか」



亜希が学校へと向かう途中、淡々と話しながらスマホへ何かを打ち込んでいく。



ちなみに、画面は一切見てない。



っていうか、全員で登校って地味に初めてだ。



亜希に黒の話をしないといけなかった俺は、朝起きて亜希と行く約束を取り付けた。



そして瑞希は俺と元から一緒に登校で。




亜希は、来るときに希依とばったり会ったらしい。



そして佳澄と湊は、朝に寄ったコンビニで会ったんだとか。



偶然に過ぎては重なりすぎな気もするが、それに文句をつけても仕方ねーし。



朝、話しながら登校してきた。



もちろん話は黒の話だけどな。



< 212 / 347 >

この作品をシェア

pagetop