Would you marry me? 〜年下彼氏と結婚するまで〜
「拓海くん。」


目の前に立ち、キョトンとしている彼にプレゼントを差し出した。


「気に入るかどうかはわからないけど・・・あたしからのクリスマスプレゼント。」


手が震える。
早く受け取って・・・。


「いらないよって言ったのに。」


そう、ぶっきらぼうに言うと、プレゼントごと杏を引き寄せ抱きしめる。


「わっ」

「嬉しい・・・ヤバいね、マジで嬉しい。杏さんと付き合える様になっただけでも俺にとっては奇跡なのに、クリスマスプレゼントまで貰えるなんて・・・。」


益々プレッシャーじゃないか。
もし、中身が思ったほどのものじゃなかったら、どうなるんだろう。


「気に入るかどうかはわかんないよ?」

「中身より杏さんがくれたかどうかのが問題。」


そんな言葉に少しだけほっとした。


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